妻からの離婚調停の申し立て

相談前の状況

別居している妻から、代理人弁護士をたてて離婚調停の申し立てがなされた。妻の主張は、概ね「夫から暴力を振るわれた」というものであったが、事実関係はかなり誇張されていた。妻は、以前から夫に隠れて不倫行為をしており、夫はそれを証明できる確実な証拠を持っていた。

解決への流れ

妻からの離婚調停に応じ、財産分与、慰謝料、親権、養育費などの離婚条件を話し合って離婚した。調停では妻の不貞行為を主張し、妻からの慰謝料請求はしりぞけた。妻の不貞相手には、別途、損害賠償請求の裁判を提起して、相当額の慰謝料の支払いを受けた。

宮下京介弁護士からのコメント

夫婦の婚姻関係破綻にはさまざまな問題が絡みますが、その問題のひとつだけが誇張して取り上げられてしまうと、不公平な解決になってしまうことがあります。全体の問題を慎重に分析して、主張すべき点はしっかりと主張することが大切です。