この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
相談者は、景気悪化による収入減少・病気・長男の学費が原因で住宅ローンを除いても1940万円位の負債を抱えており、借りては返し、返しては借りを繰り返さざるをえない状況でした。負債が多額でしたが、相談者は、義姉と共に住宅ローンを組んで購入・建築した二世帯住宅を有していましたので、破産だけはできない状況でした。
解決への流れ
住宅資金特別条項付き個人再生を申し立てることにしました。申立後、裁判所から長男の学費が今後もかかる以上無理があるのではないかと指摘されましたが、義姉の協力もあり、手続を始めていただくことができました。その結果、1940万円位あった負債を300万円位まで減額していただき、月5万円の返済で済むようになりました。もちろん二世帯住宅も住宅ローンを支払う限りは維持できるようになりました。
二世帯住宅の場合でも、占有している部分が全床面積の半分以上であれば、住宅資金特別条項付き個人再生を申し立てることができます。